●狂犬病騒動
●ホテル プリ バリの夜。先に帰国したKさんよりお礼のメールが届く。そこには「成田で、猿に噛まれても狂犬病にかかる恐れがある、と言われた」とあった。それでカミさんが大パニック。おりしもお腹の調子がイマイチで、さらに寒気がしていたからだ。
カミさんがネットで調べて、さらに大パニック。なんでも2009年にバリ島で狂犬病が大流行したらしい。 オレは(ま、発症する確率は低いだろう)と高をくくっていた。でもパニックになったカミさんはフロントからタクシーを呼んでもらい、夜10時近いというのに子供を連れて病院へ。
(もし発症していたら99%助からねーよ) と思いつつ、話のネタになるからいいか。
病院で最初に対応してくれた看護婦さんが美人。ラッキー!! (オレが救急搬送されたとき、けっこう美人看護婦さんに当たる確率は高い)ニヤついているオレを横目に、(狂犬病の恐れがある)と病院側は緊迫していた。
で、そこに出てきたお医者さん、女医だったが、これがまた美人!!! 言葉が通じないのがホントウに残念。カミさんが女医さんと英語でなにやら熱心にしゃべっている間、オレは女医さんの胸にあるネームプレートを必死になって読み取ろうとしたが、ど近眼で見えず。 (あとでカルテを見たら、Dr, Jelly Intani Bunga さんという女医さんだった)
注射を両肩に2本ずつ(破傷風の予防も)。 とりあえず落ち着いたが、治療費2万円近く。保険きかね~し、海外旅行保険にも入ってないし・・・(というのは勘違いで、ミツイスミトモカードにはついていたらしい。 三井住友海上さん、ごめん)
●その夜、カミさんは心配で眠れなかったらしい。オレがスヤスヤ寝息を立てているのが、かなり癪にさわったとか。
でも、オレが猿に噛まれたとき、その写真を撮って、嬉しそうにみんなに話していたのは、誰や~~~
●羽田の検疫所でもお医者のアドバイスを受ける。夜遅くなので担当医も眠そう。いろいろ狂犬病について説明を受けたが、カミさんに言わせると、「あんなの全部調べて知ってるよ!」。 最後の「あっちの犬は足が速いから、近づかないほうが賢明ですよ」というありがたい御言葉。カミさんは「何よ、あれ」と怒っていたが。
●日本の病院でも、あと4~5回、予防接種を受けなければならない。で、日比谷の専門医へ。 受付も出てきた看護師さんも、(狂犬病発症の恐れ)ということでみんな緊迫感を漂わせていた。
確かに、発症したら99%死亡。世界で生還したのは、わずか5人という。もし、低い確率が当たって発症したら、さらに低い確率をくぐって6人目の生還者になってやる、などと暢気なことを考えていた。
●お医者さんはざっくばらんで、好感もてる方だった。
まず。なぜ猿に噛まれたかの言い訳から。「後ろから不意打ちをくらって、しかも向こうは天然記念物だからパンチを見舞うのに躊躇した」 と言ったら大受け。 オレはあまり注射したくないから「発症するのは宝くじに当たるより、確率低いですよね?」と聞いたら、「いや、宝くじに当たるより、確率高いよ」 そ~~なんだ~~。 でも、必ず死ぬとは限らない、5人助かっているんでづよね? と聞いても「いや、助かっているのは、2人だけ。それも、うち一人は怪しい」 じゃ、致死率99%どころか、ほぼ100%じゃないか! そんなに確率低いなら、「3人目の生還者になる」とは言いづらかった。。。
この記事へのコメントは終了しました。
コメント